トラッキングショット|Tracking shot

目次

トラッキングショットとは?

カメラが三脚などに固定されず、被写体の動きに同期し、空間を移動しながら追跡する技法のこと。

かつては敷設したレールの上を走る「水平移動」が主流だったが、現在はステディカムやジンバルの普及により、上下左右、さらには前後へと三次元的に被写体を追いかける自由なカメラワークを指す。

映画が「止まった絵」ではなく、登場人物と共に「歩き、進んでいる」という感覚を観客に与える、非常にダイナミックな手法。

特徴と効果

登場人物との「共走」と「没入感」

カメラが被写体と同じ速度で動くことで、観客はまるでその人物の隣を歩いているような、あるいはその場に居合わせているような強い臨場感を味わえる。

空間の広がりとリズムの提示

背景が横に流れていくことで、その場所の広さや空気感を説明なしに伝えることができます。また、移動のスピードによって「穏やかな日常」や「緊迫した逃走」などのリズムを作り出す。

すれ違いの演出(ニアミスの視覚化)

一定方向に進み続けるカメラは、角の向こう側や建物の影にいる「別の運命」を映し出し、キャラクター同士がニアミスする瞬間を劇的に捉えることができる。

アーカイブ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

映画館や書店での経験を活かし、映画レビューを中心にイロトリドリなインプレッション(感想)をお届けします。あなたの映画選びが少し豊かになるような、お気に入りの一作を見つけるヒントをご案内します。

目次